墜落制止用器具その3

安全帯(墜落制止用器具)を使用する方はどんな方?



ガイドラインを読んでみますと、

「2メートル以上の箇所で作業を行う場合には、作業床を設け、その作業床の端や開口部等には囲い、手すり、覆い等を設けて墜落自体を防止することが原則であるが、

こうした措置が困難なときは、労働者に安全帯を使用させる等の措置を講ずることが事業者に義務付けられている。



と、書いてあります。

うぅ。



つまり、2メートル以下の作業と2メートル以上の作業床の周りに囲い、手すり、覆いなどを設けることができる場所で作業できる方は安全帯(墜落制止用器具)は使用しなくてもよいということになるのでしょうか?





高所作業車でお仕事される方は…?



安全衛生法令には、

「墜落制止用器具を使用すべき」と、うたっています。



法律用語って難しい…要確認です。私が。





他にも、使用する方々がたくさんいらっしゃいます。

☆粉砕機を扱う作業(90cm以上の囲い柵等が設置できない場合)☆型枠支保工の組み立て作業☆林業架設☆地山の掘削作業☆土止め支保工☆ずい道等の掘削.覆工☆採石のための掘削☆建築物等の鉄骨の組み立て☆鋼橋架設等作業☆木造建築物の組み立て☆コンクリート造の解体破壊☆コンクリート橋架設☆ホッパー等内部における作業☆煮沸槽等☆ボイラー据付け作業☆クレーンの組立解体ジブの組み立て☆デリック組立解体☆屋外エレベーター組立解体☆ゴンドラの作業☆ロープ高所作業☆酸素欠乏症にかかって転落する恐れのある危険作業☆柱上作業など。



今回の改正で

当店にご来店されるお客様の中には、

上記以外のお仕事されてて、

高所作業のされない方も

ハーネスを買われています。



持ってないと現場に入れないから。



との事でした。



たしかに現場には、

ひとつの作品?を完成させるために

多様な技能を持った方々が集まってます。



大きな現場になればなるほど、

一人一人を確認していくのは、

大変だと思います。



省令の改正で「安全」を再認識するための、

講習などは大事だと思いますが、

抱き合わせでの墜落制止用器具の件は、



なんかまた別の問題なのかな…

と思いました。

墜落制止用器具その2

その1の続きです



「安全衛生特別教育」の受講

フルハーネスを使用する方(足場などの作業床などが設置されている場所でお仕事されている場合は除く)は、上記の講座の受講が義務付けられています。
「安全衛生特別教育」の受講 図1
よく見る図ですが、この一番下の部分、
「安全衛生特別教育」の受講 図2
特別教育規定の改正の適用日が2月1日となっております。


※墜落制止用器具を着用してお仕事する方は(例外あり)2月1日の時点で

その受講した資格をもっていないとその作業をする現場に出る事ができないということです。

(ということですが…3月、4月まで予約がうまっているところもあったりするので、実際はグレーゾーンなのかなとも思ったり(⌒-⌒; ))



フルハーネスを使う方は受講必須です。

(例外ありです)

是非受けてくださいませ。





どこで行っているの?

建設業労働災害防止協会(建災防)が大きなところですが、



お客様に聞いてみると、現場に行ったところで集まって講習を受ける



という方もいらっしゃるそうです。



そのほか、

労働安全衛生管理協会、安全衛生推進会、中小建設業特別教育協会、

労働技能講習協会、安全衛生教育研究所、

あと、あ、そうかと思った所で



テレビ照明の協会などなど、

素人ながら調べてみましたら、色々な場所で受け付けておりました。



教える講師の方はそのための資格があるわけではないので、

その事業所の方が社員の方に教えたりといったことも可能だそうです。

(受講者、講座記録を作成、3年間の保管)



また、一人親方の方はなかなか自分で自分を証明するのは難しいので、

その場合は公の機関で受講された方がよさそうです。



修了証の発行は義務ではないそうですが、

できれば証明にもなるので、発行してくれるところがいいですね。





内容

4つの学科に1つの実技、合計6時間受講します。

学科

①作業に関する知識

②墜落制止用器具に関する知識

③労働災害の防止に関する知識

④関係法令

実技

⑤墜落製用器具の使用方法



このうち

●フルハーネスを(足場など作業床がないところで)すでに6か月以上使ってお仕事している方

③労働災害の防止に関する知識(1時間)

④関係法令(0.5時間)

のみの受講でOKです。



●胴ベルトを(足場など作業床がないところで)すでに6か月以上使ってお仕事している方

②墜落制止用器具に関する知識(2時間)

③労働災害の防止に関する知識(1時間)

④関係法令(0.5時間)

⑤墜落制止用器具の使用方法(1.5時間)

の受講になります。



●足場組立等特別教育受講者

●ロープ高所作業特別教育受講者

①作業に関する知識(1時間)

②墜落制止用器具に関する知識(2時間)

④関係法令(0.5時間)

⑤墜落制止用器具の仕様方法(1.5時間)

の受講になります。



なので、

組み合わせによっては、

関係法令のみ(0.5時間)の受講でよい場合もあります。



助成金

上記の特別教育を受講者対象に助成金が支給されます。



人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)の助成対象となります。



経費については1日1時間以上

賃金助成については1日3時間以上の実習が対象となるので、



関係法令だけ受講した場合0.5時間ですから、

どうなるのでしょうか…。



詳しくは

都道府県労働局またはハローワークにてお問い合わせくださいませ

墜落制止用器具その1

新しい年を迎えてはや3週間がたとうとしています。



こちら蕨では天気にも恵まれて、

いや、恵まれすぎて空気の乾燥が続いております。



湿度が40%以下になると風邪のもとになるウイルスが空気中に漂って、

感染しやすくなるそうなので、マスクをしたり、鼻呼吸などで乾燥対策なさってくださいませ。



さて、来月2月より、安全帯に関しての政令等が改正されます。



今まで使わなくてもよかった方たちが使用しなければならなくなったり、



安全帯という名称が変更したり、



現行のハーネスの仕様が変わったりと



建設業に携わる方々はもちろんのこと、

ハーネスを販売している私たちにとっても大きな動きです。



実際完全施行されるのは2022年とまだ先ですが、ガイドラインでは2月から猶予期間含めての政令施行となります。





まずはこの政令の成り立ちから。

これは2018年度から2022年度までの5年間にわたって、厚生労働省が



「労働環境において一人の被害者も出さない」



という基本理念のもと、

策定された労働災害防止計画の1つになります。

(第13次労働災害防止計画)



建設業に携わっている方々の災害に遭われる原因の実に4割が「墜落・転落」によるものだそうです。

仮に胴ベルト型(1本吊)を着用していたとしても墜落時の衝撃による腹部の圧迫などで、

救出に間に合わない、または、抜けてしまって落下する危険性もあるため、

今回の改正で

「フルハーネス型の着用」

を原則としました。



また、せっかく着用していても誤った使い方や着方をしているために、うまく活用されなかった例もあった事から徹底するために

「特別教育」を行うこととなりました。

(知識経験者は科目の省略あり)



ハーネスそのものが、

重量があって、

しかも着用も肩にかけて両腿をカチカチっとはめて、必要な道具なども腰にぶらさげて…

さらに夏には空調服を着ながら作業して…

と、半端ない重さ、そして半端ないお値段だと思うのです。

もっと身軽になった方が、逆にお仕事がはかどるような気しますが、(先代の方々が東京タワーを作った時の様な…)、でも、あの時代も相当な犠牲者が出たのは事実で。



そんなジレンマを抱えつつ、今回の法改正は冒頭に書きました「誰一人の被害者を出さない」



という理念のもと、安全第一で出された法案なんだと思います。





ざっくりとまとめてみました。



名称の変更

「安全帯」から「墜落制止用器具」へ

(安全)帯=ベルト。

ハーネスは帯(ベルト)と訳すと適切ではないため、

国際規格(ISO)の「fall-arrest systems」(墜落を引き留めるという意味)から

「墜落制止用器具」と名付けました。

(※長い名前ですよね。略して墜止器具?墜制止?やはり安全帯という名がしっくりきます)

ただし、現場においては今まで通り安全帯といった用語で使用してもいいそうです。



「墜落制止用器具」の種類

・胴ベルト型

・ハーネス型

従来のU字吊りは単体では使用できなくなります。フルハーネス型が原則ですが、墜落時に地面にぶつかってしまう恐れのある場合は

胴ベルト型を使用できます。



「安全衛生特別教育」の受講

フルハーネスを着用する方は特別教育を受講することになります。

各都道府県で行っておりますが、

教える方が少ないためなのか分かりませんが、

建災防の埼玉県をみてみると、4月まで埋まってます。



続きます。
各メーカーさんの新しい規格のチラシです。

どちらもモデルさんが鳶服を着て写っているのがなんだか嬉しいデス

2019年

新年明けましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いします

昨年は色々盛りだくさんな年でした。
50周年記念によるイベント
店内改装
埼玉スーパーアリーナでの出展

等々…。

これらのイベントをこなすには、
もちろん事前の準備が必要なのですが
初めてのことだらけで、
どうしたらいいか途方にくれておりました…。

そんな中で、助けていただいたのが
取引させていただいてるメーカーさんや
同じ同業者、各地方でお店を出している
作業着やさんたち。

皆さん、それぞれのお仕事で
お忙しいにもかかわらず
直接来られてアドバイスしてくださったり、
メールやラインのやりとりをしてくれたり、
ほんっとーーーに皆さん優しいです!
勉強になりましたし、すごく助かりました。
ありがとうございました️。

個人のお店なので、
なかなか同業の方と交わる機会がないため、

これらのイベントで思ったのは
仲間がいる
(ジーン)
と実感した事。

心の支えとなり、
あたたかい気持ちになりました☺️

本当にありがとうございました

さて、
2019年に入りました。

2018年の出生数調べてみましたら、
92万人。過去最少だそうです。

ちなみに1949年(団塊の世代の方々)の出生数が約269万人、今の3倍です。

去年生まれた子どもたちが、
20歳になった時、

私たちはどうなっているのかな。

建設業従事者は相当数減って、

でも開発はまだまだ進んでいて、
(渋谷の再開発も2027年くらいまでかかりますものね)

機械化が進んで、

AIなども大活躍する時代になるのかな?

AIが機械を動かしたり?



人と機械。
人とAI。
そして人と人。

笑ったり泣いたり感動したり、
恩を感じたり想いを行動に移したり、
過去を振り返ったり、
未来の希望を語り合ったり、
いろんな想いを共有したり。

時には失敗したり、
うまくいかなかったりする事もあるけれど、
それも全部ひっくるめて愛すべき存在の人。

進化していく機械、AI。

20年後、人。
文化が違っても、
顔かたちが違っても、
本質的なものはきっと今も未来も普遍。

不完全なままでいい。
不完全なままがいい。
不完全上等。



今年も、沢山の感情を大事にしながら、
1日1日過ごしていきたいと思います。
2019年空
良い年になりますように。

POSレジ

当店の決算が終わりました。

今回はちょっと大変でした。

何が大変だったかといいますと…


ザザン‼
POSレジ1
ザザン‼
POSレジ2
POSレジ導入後、
初めての棚卸しでした^ ^。

このPOSレジ、
商品が管理できて、
在庫が分かって、
しかも分析までできちゃう
優れもの!

だと思いますでしょ?
(世の中の文字は小さすぎて読めない!
でしょ? ハズキルーペ謙さん風)

このバーコードリーダーで

「ピッ!」

と読み取れば…

読み取れば…


読み取れない‼︎

世界が変わらない‼︎

そうなんです。

読み取れるためには、
色々と作業が必要で

しかも、

読み取れるまでの道のりが
果てしなくて遠くて遠くて…

一つ一つの商品に対して、
それぞれjanコードが付いているので、
(付いてないものもあり、それはそれでまた大変)
このレジに覚えてもらわないといけない、
その作業が何気にアナログで、
時間がかかりました。



そして、決算においての棚卸しでは、
皆さんに
13桁の数字(janコードですね)
品名やらサイズやらをもれなく記入してもらって、それを後でパソコンに入力するという作業。

とても大変な作業だったかと思います。
指つった人もいるとかいないとか…。

便利な事の裏側には、
これだけの面倒な、細かい人の手が必要だという事が分かりました。
簡単にコトを済ます事ができる魔法なんてないですね


当日参加してくださった方々、
本当にありがとうございました

皆さんの血と涙と汗で
成し遂げた今回の棚卸し

無駄になる事の無いように、
しっかりとposレジを生かしていきたいと思います!

そして、
晴れて
一つ一つの商品に番号が付きました。

どの商品のどのサイズが
お嫁に行ったのか、
分かるようになりました。


あー、こんな商品あったなあ。
とか、
思ってるのとは違う商品が出てるなぁ
とか、

まだ子どもが新しいおもちゃで遊んでいるという状態ですけれど、
色々と気付かされます。

お客様には、
ぶれない商品の提供ができるよう
元をとる…もとい、
posレジふんだんに活用していきたいと思います。


おかげさまで、
現在レジでの
「ピッ」。
順調でございます。

地震

9月4日の近畿地方では大型台風、9月6日北海道で大きな地震が発生いたしました。
皆様の無事をお祈りするとともに、
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

未だ片付けや停電等でご不便おありかと思います。
どうぞみなさまの安全第一で
一日でも早く元の生活に戻れますようお祈り申し上げます。

豪雨

このたびの西日本豪雨により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

日を追うごとに事の重大さが明るみになってきて、雨がこのような被害をもたらす事に驚きを禁じ得ません。
被災地で懸命な救助を行い、尽力しておられる方々に深く敬意を表します。
2次災害に遭わないよう、ご無理されずにご安全に作業されてくださいませ。

一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

祝日

6月に入りました。
GWはゆっくりお休みすることができましたでしょうか。
そして次の祝日は7月16日。
2ヶ月以上先になります。

6月に1日ほどあるといいですね。
だれか祝日作ってくれないかなあ。

とはいえ、当店は日曜日祝日開いています!(#^_^#)
土曜日のみ定休いただいておりますので、
どうぞ足をお運びいただけましたらと思います!

空調服ほぼ出そろいました!

今年からミズノ、ディッキーズ、CHUSANがお目見えです。
また、ファンも黒一色だったのが、
赤や白などカラフルにバッテリーもハーフサイズなどバリエーション豊かになりました。

HOOH,アタックベースなども
服の種類を増やしています。
現場での作業着という枠からカジュアルなアウトドアシーンでも気軽に利用できそうです。

リニューアル

3月に入りました。
暖かい日が続いたかと思えば、寒い日に逆戻りしたり、
どうもこの気温の変化に身体がついていけません。
それでも1歩外へでると、近所には梅の花や沈丁花が春の香りを漂わせてくれます。
5感を感じる季節がやってまいりました。
花の匂い、姿、卒業式の歌声、春の風、そして桜餅(!?)
自律神経を整えるのに、五感を鍛えるのがいいと聞きました。

「考えるな。感じろ。」の精神で今月も頑張ります。

おかげさまで当店2月25日にリニューアルオープンいたしました。
今までの盛りだくさんの陳列から見やすいようなディスプレイになりました。
しばらく在庫管理等の関係でご不便をおかけすると思いますが、
どうぞ今後とも蕨上田をよろしくお願いいたします。

さて、50周年記念のキャンペーンでのアンケートが終了いたしました。
たくさんのアンケートいただきまして誠にありがとうございます。
これから抽選に入ります。
いただきました貴重なアンケートは
メーカーさんにお届けいたしますので、どうぞ楽しみにしていてください。

節分

2月3日は節分の日。
暦でいうと春の始まりです。
体感ではまだまだ寒いですし、これから強い寒気もやってくるということで、
今現在では、今日のこの寒さをどうやって乗り切ろう
(寒い地域の方ごめんなさい…(ToT),と
、そんなことばかり考えておりますが、
こういう季節だからこそ、来たる春に備えて何か楽しいこと、チャレンジしたいこと、などあれこれ考えてみるのもいいかもしれません。

とはいえ、この時期は耐え忍ぶだけの季節ではありません。

冬ならではの楽しみもありました。
先日の大雪で、寒さで全身凝り固まっていましたが箱根の日帰り温泉へ。
湯船につかった瞬間全身がふわあと和らぎ、心も解放されたような不思議な感覚になりました。
日本に生まれて良かったなあと心底思いました。

お知らせです。
今月20日から24日にかけて改装工事を行います。
その間店舗はお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますがどうぞご了承くださいませ。