共働き
夫婦でお店を営業してたので、
共働きでした。
夜遅くまで、
父と母が働いていて、
終わるのが夜の8時。
日中買い物にくるお客さまだけじゃなくて、
メーカーさん、
銀行の営業マン、
仕入れに出掛けたり、
何が売れたか確認して発注したり…。
色々としなければならない事があって、
階段を上がればそこは台所だけれど、
日中に、夕飯の支度をするのは
そこそこ難しかったのだと思う。
しかもお風呂もなかったので、
お風呂やさんにいってから夕飯。
と、なると
開いているのは居酒屋さん。
「北海」「れんこん」
うちの家族の行きつけの居酒屋さん。
豚の角煮がものすごく柔らかくて美味しかった
横にちょこっと付いてるカラシにくっつかないように緊張しながら食べてました。
お風呂上がりにタイミングよければ開いてる団子屋さん。
あんこが苦手なので必ずみたらし団子注文。
このように外食の思い出は
小さい頃の家族との団らんとリンクして
ます。
うちはそういう意味で、
外での食事は垣根が低かったので、
今、共働きで働く身としては
ありがたい感覚です。
手作りの「母の味」を否定するわけでは全くないけど、
今これだけ共働きが増えているのだから、
お母さんがごはんを作る構図が小さい頃から刷り込まれているのはすこしつらいかなと思う。
罪悪感みたいな感じになったりもします。
かなり昔に行った
海外で、
小さい子どもたちを連れたたくさんの家族が屋台でご飯を食べてたり、
ビニール袋に飲み物入れて、
持ち帰ってる所とかみて、
その国にエネルギーを感じたし、
外食が家族に欠かせないもので特別なものではないと思った。
もっと気軽に
どの年代の家族も受け入れてくれるような
食べ物屋さんが増えるといいな。
個室っぽいところで行って食べて終わり。
とかではなく、
お店の方とお話ししたり、
となりの席のファミリーと話したり…
となりの赤ちゃんが泣いたら、
となりの年配のご夫婦が抱っこして
あやしてくれるような
そんな感じの食べ物屋さん。
あの
アジア圏で味わったがちゃがちゃした感じが
なんだかいいなと思うのです。