匠ゴールド ~革新と感動を~ TSデザイン
「令和」元年
明けましておめでとうございます。
皇位継承にともなう史上最長の10連休、
みなさまどのようにお過ごしになりましたでしょうか。
当店は通常通りの営業でしたが、
1か月前に行った改元発表から
(お客様と一緒にスマホでその瞬間を分かちあいました!)
10連休に至るまで、
なんというのでしょうか。
未来志向のワクワク感?
奉祝という厳かな気持ちを持ちつつ、
いやいや、ここは商人らしく、
パーっとセールでもして、
お祭りのような雰囲気で祝意を示したい気分?
どちらにいたしましても、
「令和」という新たな時代の幕開けに参加できたことは、
本当にありがたいことだと感じました
さて、「匠」シリーズ第3弾です
ケミカル、タイダイと
次々と
こだわりのデニムを出してまいりましたが、
ついに、
ついに、
ついに、
なんとですよ、
「匠」ゴールド
出ました。
「匠」ではありません。
「匠」ゴールド
でございます。
なにが今までと違うかといいますと、
加工過程が、
大変なことになってるのです
営業担当の方に
どんな加工なのかきいてみましたら...
手すりやサンドブラストで白度をつけたあと、
ストーンバイオ、オーバーダイ加工して、
樹脂コーティングから立体感を出すための3D加工を施しました!
だそうです
・・・すこし調べてみました
まず、手でこすったり、サンドブラストで砂を吹きかけたりして
使い込んだように白っぽくします。
そして、ストーンBIOは石(研磨石?)とBIO酵素で生地を柔らかくし風合いを出していきます。
オーバーダイ加工は加工したデニムをさらに染めていく!?作業ということでしょうか。
樹脂コーティングはマットな手触り感。
触った感じがしっとりしているのはこの加工のためです。
そして仕上げに、立体感をだすために3D加工を施しました、とのことです
加工現場を見たことがないので、
想像の域をはるかかなた超えておりますが
きっと、ものすごい時間と手間がかかっているのだと思いました。
(工場見学行ってみたーい)
そして、出来上がった商品は
最初の青青しい?デニムと比べると、同じものとは思えないほどの変わりようです
児島の匠チームの方たちの加工技術は、
本当に凄い!デス
作品を作り上げていくという意味ではアーティストみたいです!
今回もありがとうございました
そして、デニム本来の価値。
新品を新品として提供するのではなく、
新品なのに使い込んだように加工して、
それを高い価値にしてしまうデニムのすごさ。
通常、洋服の生地などは
着ていくたびに劣化して
価値が下がってしまいますが、
デニムの場合、
それとはちょっと違うようです。
ジーンズは表と裏の糸の色が違います。
加工や履きこんでいくうちに
裏の白の部分が出てきて、
その人の独自の風合いができます。
例えば、カーペンター(大工さん)が履くデニムのはきじわとか、
カウボーイのそれとか。
立ったり座ったりの作業が多ければ多いほど、
股の部分のシワ(ヒゲ)がくっきりでます。
そして職業や環境によって
擦れたり、
穴が開いたり、
ひげとよばれるアタリができたりの特徴がそれぞれ異なります。
その人や文化などが刻まれて、
時間をかけて履きこんだデニム。
そこに歴史や人生を感じとって価値が高まるということなのでしょうか。
今回の「匠」ゴールドも
まさに立体感のあるバランスのよい仕上げになってます。
リアルにはきこんだ風合いがデニムの聖地、
児島の「匠」集団によって、
いくつもの加工過程を経て作り上げられました。
もちろん、一つ一つの表情が違います。
作り手の思いがそこに込められております。
ここからまた、履きこんでもらってさらにご自身の時間とともに出来上がっていく
過程を楽しんでいただけたらと思います。
こちらで販売してます。
「令和」の蕨上田もどうぞよろしくお願いいたします