巻取式ランヤードのお手入れ方法

お疲れ様です。

8月も半ばに入りました。
今、まさにセミの大合唱で夏を盛り上げております。

夏の音。
当店での夏の音はズバリ!空調服のファンの回る音。
風量が大きくなるにつれてブオンブオン言ってます(^^)
8V、10V、12Vとあげながらだんだん大きな音をだして、
端でその音を聞いているだけで涼しく感じるのだから、脳ってすごいですね。

(いや、暑いですけどね。)
前回に引き続き、椿モデルの巻取式ランヤード。

他社メーカーと比較しながら、お手入れ方法など聞いてみました!
上の画像が他社の巻取式リールランヤード。
下の画像が椿モデルのランヤードです。

見た目はあまり変わらず、
どちらもフック側にショックアブソーバが付いています。
細かくみていくと色々違うところはあるのですが、まずは一番の要のウェビング部分。

右側がナイロン製の固めの素材。左側が椿モデルです。
椿モデルの方はご覧の通り、柔らかそうな素材を使用しています。
ダイニーマという素材だそうです。


このダイニーマ。
登山業界に革命を起こすといわれている非常に超軽量、高耐久な素材なんです。
他にも防弾ベストやテントなどにも使われています。
※Amazonより

もともとは半透明な素材で見たことあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

外の雨風が吹く過酷な環境の中で使用するものですから、
登山業界でも使われているので、見た目以上に安心感ありますね。
こんなに最強の素材ですが、柔らかいので、巻き戻す際に引っかかって戻りにくい場合があると思います。
戻りにくいなと思ったら乾いた布で表面の汚れを取って、きちんと元に戻してみて下さい。

そして本体のバネの部分。
今までは戻りにくいと油を差していたかと思いますが、
椿のリールはステンのバネを使用しています。
なので、また、戻りにくいといって本体のバネ部分に油をガンガン差してしまうと、
ランヤードに付いた埃等が巻取器本体に入り込んでしまうそうです。

極力油は差さない方がいいそうです。

中のバネが油とホコリでかえって回りにくくなってしまいます。
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前回の空調服のバッテリーにしてもそうですが、
新しいものがでてくる度に商品の質がどんどんパワーアップして技術の進歩ってすごいなぁって思います。

ここ10年の間にランヤードもだいぶ変わりました。

はじめは三打ちのロープでそれから八打ちになって太くなって、
それからダイナミックロープ(登山のザイルのような)があって、
蛇腹があって…これからもどんどん改良されていくのでしょうか。
それとも、まったく違う器具で思いもよらない、
もっと快適にもっと安全に
使う人に寄り添った商品が発明されていくのでしょうか。

ドローンとか人に使えるようになったら、
もっと安全にお仕事できるようになるかな。