ハーネス
2019年より猶予期間だったフルハーネスの着用義務化が2022年1月2日より完全実施化されました。
それに伴って今回初めてハーネスを着用する方や以前より使っていた「安全帯」から「墜落制止用器具」に買い換える方などの
需要が一気に高まりました。
当店も以前よりフルハーネスを揃えておりましたが、現在に至っては品薄状態でお客様には大変ご迷惑をおかけしているといった状況です。
半年まえからの商品がなかなか入ってこないものもあったりなど、事情を探るべくいろいろな人に話しを聞いたり少し調べてみました!
世界経済のネタ帳(https://ecodb.net/commodity/aluminum.html)
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上の表はハーネスやランヤードのフックなどに使われているアルミの価格です。
ここ数年で急騰しているのが分かります。
なぜこんなに高くなってしまったのか理由を探ってみますと
①資材不足
アルミの元となるボーキサイトの原産地、アフリカのギニアが政情不安により価格が急騰したため。
②生産不足
中国の計画停電。
環境問題でアルミを生産する際に排出される二酸化炭素を制限するため(←北京オリンピックの大気汚染問題などに対応)に工場が週3日の稼働だそうです。1日に出来る数が限られてしまいます。
③ロシアの制裁
製造工程で大量の電力を使うアルミですが、電力に使用される天然ガスの主要産出国のロシアの制裁により、供給がままならなくなっているためアルミをたくさん作ることができなくなっています。
これだけ一気に上がったら影響ははかりしれません。価格が落ち着くのを待っているのか、価格に上乗せして商品を作っていくのか、そもそも作る場が整っているのか、などどちらにしても困難な状況であることは間違いありません。
また、他の要因として
④物流不足
新型コロナの影響による人手不足。
海外から商品を日本に送ってもらうのに、コンテナや荷揚げする方たちが不足していてなかなか出航できないそうです。
そんなこんなで
アルミが不足→価格高騰
→アルミが確保できても生産が限られてしまう。
→生産できても出荷までに時間がかかってしまう。
(→出荷するための運賃の値上がりも凄いことになっているそうです。)
こんな状況なので、入荷の予定もお知らせすることが出来ない感じです。
どこかがつまずいてしまうと、あっという間にひずみがきてしまう。
変な話しですけど、世の中が平和であってこその安定した商品なんだなと思いました。
かといって、手をこまねいているわけではありません。
わずかではありますが、ちょこちょこ入荷はしております。
当店もお客様のご要望にお応えできるよういろいろな所に声を掛けています。
入荷しましたら、すぐに当店インスタ、yahoo蕨上田にアップいたしますので、
こまめにご覧いただけましたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。