寅壱さんのヒストリー

鳶衣料の代表格、といえば「寅壱」。


当店でも、
初期の頃から、
大変お世話になっています。

そんな寅壱さんのヒストリー、
まとめてみました。

1959年村上被服本店設立。
作業服の縫製工場として立ち上げました。

先代の社長さんが
鳶の存在を知ったのは、
出張先の大阪。

以前にも書きましたが、
この頃はまだ鳶のメーカーがなくて、
小売店のミシンで、
職人さんたちのオーダーに個々に別注で作っていたそうです。

この鳶を先代さんが、
試しに買って、
全国の鳶さんに着てもらいたいと、
自らパターンを起こしたのが始まりだそうです。
(その時のパターンはまだ専用倉庫にしまってあるそう。←見たい)

1975年頃から、
カラー展開が始まります。
そう、あの2530シリーズ!

ヒットしすぎてしまったため、
派手な色の服を着た職人さんが増えて、
ゼネコンさんから
赤はダメです。とか言われてしまったそう

1975年から1985年にかけて、
徐々に長くなるという現象を作り出します。
ロング八分(1985年)→
超々ロング(1988年)→
超超超ロング(1990年)。
景気が良くなっていくにつれて、
長くなってきます。

その後、
2008年鳶のカジュアル化がすすみます。
いわゆる「鳶カジ」。
公共事業が減ってきた時期と重なります。

ビームス、セブンイレブン、キティちゃんなどとコラボして、少しずつ裾野を広げていきます。

海外からも、
ダンスウェアやコスプレなどで
注目をあびているそうです。

でも、社長さんは、
「やっぱり鳶服、作業服として、
きてもらいたい」との事。

そして、最近は、
細身やストレッチなどのデニムワークの扱いが増えています。
(今回の新作デニム8940シリーズも売れてますものね)

そう考えると
ずっと同じものを続けて作っていくのって、
簡単なようで難しいのだと思いました。
需要が減れば、
商品にするのも少なめになる。
逆にみんなが欲しいものがあれば、
それを商品にする。

どこかの記事で読みましたが、
100年続いている会社で
アパレルでの100年企業って、
なかったかあまりなかったかって…。
(要確認。)

是非、寅壱さんには、
あと40年ですね!
100年企業目指して頑張って下さい!
かっこいい職人本
オススメ!職人本。