~蕨~地名の由来1
当店がお世話になっておりますこの蕨市。
何気なく、この地で店を構えていましたが、なんだか調べてみると色々と面白そうです。
まず、
●面積が日本で一番小さな市。(町村を合わせても下から8番目!)
●人口密度が市町村で一番多い市。23区を合わせても全国で17位!)
●成人式発祥の地(蕨では成年式という)
●日本の市町村を50音順に並べると最後に来る
●JR路線で50音順で最後の駅。
(国内すべての駅だと割出駅(わりだしえき←北陸鉄道石川県)が最後(惜しい!)
軽く日本一が多くてびっくりです!
そんな蕨の地名はどこからきたのかしらべてみました。
所説ありますが、
その一つを...。
平安時代に在原業平という今でいうイケメンチャラ男?が各地を旅していたところ
このまちに来た時に、
どうも道に迷ってしまったようで、
日も暮れて、雨も降って来てにっちもさっちもいかなくなってしまいました。
しばらく歩いているとようやく、人家を発見。
たずねるとその家は年老いた祖父と娘の二人暮らし。
娘さんは心の優しい人で、
「おもてなしできるといえば、この藁のみです。
でも、藁の火で暖をとりますと、3里(1里約3.92km)を歩いても寒さを感じないほど体の芯から温まります」と
燃料として大事な稲藁をどんどん燃やしてくれました。
「里の名前は?」ときくと名前はまだないとのこと。
どんな辺鄙な場所でも人の住む里に名がないのはおかしいと、
「これからは藁火の里と呼ぶように」といったとのことです。
この娘さんにも素敵な歌作ってあげたんだろうなぁ